削りぶしは栄養の宝庫

現代のニーズにマッチした、高たんぱく・低脂肪食品

 削りぶしは製造工程において、たんぱく質が3~4倍に凝縮され、100g当たり約70~80gも含まれるようになります。一方、脂質の少ない原料を使用するので、100g当たりかつおで3gと低脂質で、その他の削りぶしでも5~7gです。しかもその脂質は生活習慣病予防に効果的な多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。最近では、生活習慣病の予防を心がける人、また嗜好の面でもさっぱりしたものを求める傾向が見られます。高たんぱく・低脂質の削りぶしは、まさに、これらのニーズにマッチした食品といえます。

健康づくりに欠かせない必須アミノ酸のすべてを含みます

 削りぶしに含まれるアミノ酸の種類は30種にも及びます。体内で合成できずにどうしても外から摂取しなくてはならない“必須アミノ酸”をすべて含みます。また、乳幼児に欠かせないヒスチジンの含有量が高いのも特徴です。
 削りぶしは遊離アミノ酸も豊富です。このうち血中コレステロール値を下げ、血圧を正常に保つ働きのあるタウリンも含まれています。
 削りぶしは、お子さまからお年寄り、生活習慣病でお悩みの方々に安心して召し上がっていただきたい健康・保健食品です。うま味のもとであるイノシン酸は「核酸食」として注目されてます。

かつお節(100g)に含まれる必須アミノ酸の量
 イソロイシン 3,500mg
 ロイシン 5,900mg
 リジン 6,600mg
 メチオニン 2,200mg
 フェニルアラニン 3,000mg
 トレオニン 3,500mg
 トリプトファン   950mg
 バリン 4,000mg
 ヒスチジン 5,600mg
         文部科学省「食品成分データベース」より

日本人の泣きどころ、カルシウム不足を解消します

 カルシウムは骨や歯の形成はもとより精神の安定や血圧、その他さまざまな生理機能に重要な役割を果たしているといわれています。
 「日本型食生活」というと、栄養バランスが理想的で今や欧米人のお手本となっていますが、唯一の欠点は慢性的なカルシウム不足です。
 いわし削りぶしには100g当たり900mg以上ものカルシウムが含まれています。また、その他の削りぶしも筋肉中に30~40mgとカルシウムの含有量が高く、よい補給源とされています。なお、カルシウムはだしの中によく溶け出します。
 カルシウムの他に、ビタミンB群やE群も豊富です。

EPA、DHA

 近年、健康食材として話題のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)とは、水産物の脂質に含まれているもので、「血液サラサラ」、「脳の老化防止」等の効果があります。
 削りぶしはEPA(86mg)、DHA(500mg)を多く含み、毎日手軽に食べられる食材です。

【節類】 EPA DHA
  かつお節(節) 99 560
  かつお節(削りぶし) 86 500
  さば節(節) 160 480
【マグロ】    
  クロマグロ(赤身) 27 120
  ビンナガ(生) 37 150
  メバチ(生) 40 190
※日本食品標準成分表2015年版(七訂):脂肪酸成分表編
※単位はmg(可食部100g中)